第11回研鑽会 2015年12月19日
筆跡から,筆順の判断ができるか否かの検討
- 完全なつながり線があれば判断できる。また,つながり線が部分的であっても,その方向性から筆順を推定することができる。
- つながり線がない場合,終筆部の画線内の色が濃い部分をもってして,書き順を推定することはできないか?
- 微細な部分は個人内変動する可能性があるので,サンプルを集めて,検証する必要がある。
筆順が判断できた場合,その希少性を判断する
- データベースがないと希少性の判断ができないため,データベース構築が必要。
- 同一人かどうかの概念からいったん離れて,同じ人が書き順を変えて同じ文字を書く実験をすると,不自然さが現れて,偽筆が読み取れる可能性がある。
研鑽会の検討により,筆記実験を行い,深堀していくこととなりました。
参加者:天野瑞明,齋藤保,高崎仁良,田村真樹,齋藤健吾,他1名(敬称略)