第6回研鑽会 2014年12月20日
協会認定制度の創設
個人的に研究している内容や,実践している鑑定方法などを,研鑽会の場で発表し,考え方や方法が正当であるかを検証し,3分の2以上の承認が得られた場合に,協会から認定を与えてはどうか。認定された内容は,協会ホームページ内で掲載して,そのあらましや認定者,使用許諾者などを公開します。
会員からの提案
天野瑞明氏より,協会活動に対し提案をいただきました。内容は以下の通りです。
- 機関誌を不定期で発刊する。
- 講習会を開催する。
- 無料の筆跡相談会を開催する。
各項目について,全会一致で賛成や様々な意見がありました。
「科学的」鑑定を考える
参加者の意見はおおよそ以下の通りです。「科学的」鑑定とは?―
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- データーベースの整備が必要であり,定量化や数値化が必要。
- 科学の基本は原始的なものである。(高崎氏)。
- 筆跡鑑定には「推定」と「検定」が有効であると考えられる(高崎氏)。
- 鑑定する人物によらず,常に同じ結果になるものが科学的と言えるだろう(齋藤・天野・田村氏)。
- 検査方法の多様化が,科学的に近づくだろう(齋藤氏)。長さや角度を測定し,不明確な表現を避けることである(天野・田村氏)。
- 第三者が検証でき,同じ結果を観察できるものが科学的と言えるだろう(天野・田村氏)。
- 定義ではなく,アプローチの仕方を解説する必要がある(田村氏)。
参加者:天野瑞明,齋藤保,高崎仁良,田村真樹,他1名(敬称略)